FlashコンテンツをHTML5コンテンツに修正したいというような時にActionScriptを抽出して、確認、修正したいというケースがあります。そんな時にFlareが使えます。

Flareとは

Flareは、ActionScriptをswfから書き出せるツールです。
テキストや画像は書き出せません。ActionScriptのみをシンプルなテキストとして抽出できます。
http://www.nowrap.de/flare.html

Windows版とMac OS X版の他に、Linuxなどでも使えるコマンドライン版があります。
Windows版は、.exeを直接ダウンロードするようになっているため、セキュリティ設定次第では落とせないかと思います。
黒い画面は怖いのでなるべく使わない方向でいきたかったのですが、exeをダウンロードできなかったため、コマンドライン版を使ってみました。

コマンドライン版Flareの使用方法

FlareのページのCommand line versionsのところから、使っているOSのものをダウンロード、解凍して、適当なところにおきます。
黒い画面を開きます(Windowsでは、すべてのプログラム\\アクセサリ\\コマンドプロンプト)。
cd で、解凍したFlareのディレクトリまで移動します。
デスクトップに解凍した場合は、下のようになります。

C:\\> cd Desktop\\flare

Flareのディレクトリに移動後、flare somepath\\somename.swf のように、対象のswfを指定すると、ActionScriptの抽出が行われます。
デスクトップにあるsamplefileフォルダ内の、sample.swfを対象とする場合は、下記のようになります。

C:\\Desctop\\flare> flare Desktop\\samplefile\\sample.swf

swfと同じディレクトリに、swfのファイル名にflrという拡張子のファイルが生成されています。sample.swfの時は、sample.flrができています。
これをテキストエディタで開けば、swf内のActionScriptを確認できます。